混声合唱団 麗鳴

東京都府中市で主に活動している混声合唱団

第29回府中市青少年音楽祭に出演します

かわばたです。2014年8月24日に開催される第29回府中市青少年音楽祭(合唱の部)に、混声合唱団 麗鳴が出演します。
名前の通り、ジュニア合唱団、小中学校、高校の合唱部等、青少年団体が出演するイベントです。場所は、府中の森芸術劇場 どりーむホールです。

昨年度のアンケートにて


「麗鳴さんが出る必要ありますか(成人?)」


というご意見を頂いていたようですが、すいません今年も出ます・・・。

なお、イベント自体は入場無料です。ぜひお越しくださいませ。

以下の曲を演奏予定です。

混声合唱組曲「ひたすらな道」(高野喜久雄 作詞、高田三郎 作曲)より

  • 天辺への道(佐藤賢太郎 作詞、作曲)

では。

2014年度の活動について

かわばたです。今更ながら、2014年度の活動予定を書いておきます!
2014年8月24日(日)第29回府中市青少年音楽祭
2014年9月13日(土)団員Eさんの結婚披露宴でのお祝い演奏
2014年9月14日(日)第69回東京都合唱コンクール
2014年11月2日(日)第43回府中市民合唱祭
2015年2月1日(日)第22回定期演奏会

では。

春のコーラスコンテストに出場してきました

かわばたです。simanbさんによる不定期連載の更新しかしばらくできず、申し訳ありません。
先日、2014年3月2日(日)に開催される、東京 春のコーラスコンテスト 一般の部 クラシック・現代音楽部門に出場して参りました。
こちらの記事にも書いた通り

混声合唱Rei

混声合唱団 Mei

の二団体に分かれて出場したのですが、なんと、混声合唱団 Meiが優秀賞を受賞しました!
審査結果はこちらの通りです

なお、春こん(こう略すそうです)は後日、細かい審査結果が書かれた採点表が送られてくるのですが、それによると

  • Reiは68.2点
  • Meiは70.6点

でした。どうやら70点以上だと優秀賞を頂けるようです。
点数で見るとどちらもあまり変わらないので、Meiはたまたま賞もらえてラッキー!ぐらいで考えとくと良さそうです。


なお、今回ちょっと事情があり、指揮を津久井康明さんにお願いしました。
津久井さんは首都大学東京エリカ混声合唱団で音楽顧問をされておりますが、麗鳴の団員(ただし休団中)でもあるので今回お願いをしました。急なお願いにもかかわらずお引き受け下さった津久井さんには本当に感謝です!


次の麗鳴の本番は8月に開催予定の府中市青少年音楽祭となりますので、当面本番が無い期間になります。来年2月の演奏会に向けての練習を進めていこうと思います!

では。

不定期連載「笑いを取る前に音を取れ」第四回

現代音楽について

前回が完全なフィクションだったので、今回はノンフィクションでお届けします。


一枚の絵がある。それは一見ぐちゃぐちゃな線や点が描かれただけのもの。
美術の素養も何もない人が見たら「ぐちゃぐちゃだ。わけがわからないよ」となる。
それを誰かが解説する。


この絵は◯◯を表現したものです


それを聞いて「わかった」と思うかも知れない。しかしそれは解説の内容が理解できただけで、
肝心の絵のことは何も分かっていない、ということになるらしい。


むかしむかし。私はある合唱曲に出会った。仮に「ぐちゃぐちゃ」というタイトルにしておこう。
どこがサビなのか分からないし全部不協和音に聴こえる。歌詞を読んでも意味がさっぱり分からない。
しかし自分はその曲に不思議と惹かれていた。何度も何度も繰り返し聴いてしまう。
「ぐちゃぐちゃだ。わけがわからないよ。でもすごい」
それが音楽の素養も何もない自分が抱いた素朴な感想である。


時は流れ、現代音楽ばかり取り上げるグループに所属していた知人からこんな話を持ち掛けられる。


「今度『ぐちゃぐちゃ』を歌うんですよ。良かったら一度練習に来ませんか?」


これはチャンスだと思った。歌えるということよりも、指揮者がどんな解説をするほうに私の興味はあった。
自分より遥かに多くの事を学び、経験し、プロの音楽家として生きている人が「ぐちゃぐちゃ」について
どのように語るのだろう。そう思うだけで心が躍る。

そして練習日。見学の私だけではなく、団員全員が初見で「ぐちゃぐちゃ」に取りかかった。
団員もみなアマチュアなので「ぐちゃぐちゃ」の壁にことごとくぶつかる。
指揮者はそんな様子には慣れっこなのか、何食わぬ顔で淡々と練習を進めて行く。
そしてある時、

いや〜、この作曲家はね・・・・


お、来るか? 解説くるか?


完全に狂ってるね


私は「ああ、それでいいのか」とほっとした気分だった。


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不定期連載「笑いを取る前に音を取れ」第三回

有識者のことば

ネタ切れなのでネットや図書館から合唱に関する様々な発言を集めてみた。
悩める皆さんの一助になれば幸いである。

完全な人間にはなれないが、完全五度をいつでも完全に決められる人間にはなりたいね

ジェス・アンダーウッド(イギリスの合唱歌手)

最も才能のある者は作曲家に、ある程度才能のある者は指揮者に、何の才能もない者は合唱の歌い手になる。
だがそのどれかが欠けても素晴らしい合唱は出来ない

スヴェン・ハンナバル(デンマークバロック合唱団首席指揮者)

日本の合唱団はドミソは苦手だけどドレミは綺麗に決めるね。僕らとは音の距離感が違うのかな?

氏名非公開(フランス・バルベス国際合唱コンクール審査員)

合唱団のスローガンとして『コンクールにこだわらない』というのは大いに結構だが、
そういう団に限って音程やハーモニーにこだわっていないのも良くある話である。
他人の評価から逃げても合唱の本質から目を背けてはいけない。ハレルヤ!!

荒川泰吉(牧師・合唱指揮者)

テスト用紙を前にして鉛筆と消しゴムを用意しない者はいないだろう。だが悲しいことに合唱をする者の多くは、
自分が歌い出す直前まで心と身体の準備をしていない。そしてあっという間にテストは終わる

フランク・E・リードマン(バイエルン音楽大学名誉教授)

人種、性別、年齢、そういったものを全て飛び越えて心と心で通じ合える。
それが合唱の喜びなんだ(中略)え、君楽譜読めないの? じゃあ駄目だね

ある日本人会社員男性のツイッター発言から 



※すべてフィクションです。全部嘘です。

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不定期連載「笑いを取る前に音を取れ」第二回

アンサンブルについて

麗鳴は現在「東京 春のコーラスコンテスト(通称春こん。)」に向けて練習中である。
人数制限があるため2チームに分かれての出場となり、つい先日初めてチーム別での合わせを行った。
少ない人数で歌う時は・・・

(中略)

・・・だからこそ、いつもより「歌う事」と「聴く事」のバランスが大事だ。
いつも隣にいるはずの人がいなくなって不安になる人もいる。それでいいのだ。
自分もまた合唱の一員である、という当然さを改めて実感するきっかけになる。
そうかと思えば、「人がいないんだから倍の音量を出す」と言わんばかりに朗々と歌う人もいる。それでいいのだ。急に遠慮がちになられては困る。

コンテストなので勿論良い結果を求めたいが、それよりも大事なのは練習でどれだけアンサンブルを味わえるかだ。その意識を人数が元通りになった後も持ち続ければ、きっと新しい音楽が見えてくるはず。

新しい音楽、新しい世界、そこには光がある。
僕らの旅は、まだ始まったばかり。


オチが思いつかないので「少年ジャンプの打ち切り漫画風」にしてみました。

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「simanb」低音より倍音で勝負できることを夢見るオッサン。
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不定期連載「笑いを取る前に音を取れ」第一回

はじめに

まず、このコラムを始めた経緯から。
正月をやや過ぎた日の夜、麗鳴の団長からメールが届く。

あけましておめでとうございます。
さて、お願いがありメール致しました。
麗鳴のホームページに、simanbさんが普段Twitterで投稿している合唱に関する事が面白いので、コラムにして掲載できたらと思っております。
つきましては500〜1000字程度で、何か書いて頂けないでしょうか。合唱に関連する事であれば何でも良いです

ほう、合唱コラムか。何でも良いなら何でも書いちゃうぞ、と思ったら釘を刺すように以下の文が続く。

但し特定の個人や団体を中傷したり、法令違反をしてるような事を書かないようご注意下さい

ふと私の脳裏に「炎上」の文字が浮かんだ。
調子に乗って


「お店の冷蔵庫に入ってみました」

「線路内に立ち入ってみました」

「半額シールを別の商品に貼り直しました」※全てフィクションです


などと書こうものなら麗鳴のツイッターアカウントには非難が殺到、団や指揮者の評判はガタ落ち、当然ながら雰囲気も悪くなり


「あいつにコラム執筆を依頼した団長が悪い。責任とって団をやめろ」
「わかりました(何で俺が・・・)」


なんて事になってしまう。
それだけは避けなければならないので、とりあえずは「団長が麗鳴をクビにならない程度の差し障りのない合唱コラム」を書く事が私に課せられたということだ。
ここまで合唱について全く触れていないので、最後だけでも有名な指揮者の言葉をもって強引に締めようと思う。


「合唱は音楽の原点。ピアノを練習するくらいなら合唱をやれ、とシューマンも言っている」朝比奈隆


このコラムの担当者について

「simanb」合唱歴約20年の会社員。パートはバリトンまたはバス。
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